その理由をいくつかあげてみます。
1.利用に必要なアカウントはGoogleアカウントのみ
Androidスマホを使い始める場合はほぼ必須で作ることになるGoogleアカウントですが、そのGoogleアカウントでそのままハングアウトが使えます。
しかもハングアウトはAndroidなら最初からインストールされていますので、利用開始までのステップが少ないのです。
Googleアカウントを持っていれば、これ1つでメールやGoogleプレイストア、Youtubeアカウント、Googleドライブなど、Googleのサービスが使えるようになります。
iPhoneを使っている場合は、Googleアカウントを作ってハングアウトアプリを自分でダウンロードする必要がありますが、Googleの無料のサービス群がGoogleアカウントを作るだけで使えてしまうので作らないのは損かなと思います。
友達追加などアプリ内の機能ではなく、「+新しい会話」という項目に相手のGmailアドレスを入力すればそこからメッセージ送信が可能です。
2.電話番号認証がいらない。
LINE、Viber、カカオトークなどは、利用開始時に電話番号を使ってSMS認証か電話をかけて認証します。このため、携帯電話の電話番号が必要です。格安SIMでデータ通信のみのSIMを選んだ場合、電話番号でSMSを受信できないので、LINEなどは使えません。
ハングアウトに必要なGoogleアカウントは、特に必要なものはありません。一応、別の認証方法として他のメールアドレスを入れる項目がありますが、必須ではないです。
3.複数の端末で同時ログインが可能
スマホを2台以上もっている場合や、スマホ、タブレット、PCと複数の端末を持っている場合に、それぞれの端末で同じGoogleアカウントを使ってログインできます。しかも同時にログインしていても問題なく、メッセージを受信したときはすべての端末に同じ通知が来て、通話の呼び出しもすべての端末に来ます。
通話で出る場合は、出たい端末で応答すれば他の端末は呼び出しが止まります。
複数の端末でログインできるため、引き継ぎ作業などは特に意識することがありません。
新しい端末から同じアカウントでログインするだけです。
4.PCからもログイン可能でスタートアップもできる
PCのChromeブラウザの拡張機能にはハングアウトがあります。Chromeとハングアウトの拡張機能を入れれば、PC起動時に自動で起動してログインしてくれる機能もあります。
PCの場合はカメラのあるPCならビデオ通話が可能です。
PCでメッセージを書くほうが文字入力がしやすい人は、PCからログインすればチャットがしやすいです。
5.ビデオ通話、音声通話が無料でできる
LINEやSkypeなどでも可能な機能ですが、ビデオ通話と音声のみの通話が無料でできます。
6.複数のGoogleアカウントでログインして同時待ち受け可能
Googleアカウントを2個以上もっている場合でも、1つの端末で複数アカウントログインができます。アプリのメニュー部分から複数のアカウントを切り替えて使うことができます。
7.スマホ本体の連絡帳から勝手に「知り合いかも?」を探し出したりすることがないアプリ
LINEなどは、連絡帳に入っている電話番号があると勝手にLINEでも友達扱いとして登録してしまう機能があります。Skypeなどでも最近はつながりを検出すると表示されることがあります。
ハングアウトは勝手に探して表示してくる機能がないので、アプリでやり取りしたい人だけをアプリで追加して使うことができます。
その他、相手の入力中はフキダシが表示されたり、相手の既読状況がわかる機能もあります。
LINEなどはSNSのような機能が追加されたり、ニュース記事が表示されたりと機能が増えていく印象ですが、ハングアウトはメッセージング、通話、ビデオ通話、画像添付、顔文字くらいで、必要最小限の機能のみでシンプルです。
LINEの良さはスタンプや、みんなが使っていることなどでしょうか。
中にはLINEを使いたくないと言って使わない人でも、
ハングアウトなら普通に使う人もいますのでLINE嫌いの人にもこれなら使えるかもですね。