VMWareでゲストOSを作り、そのPCのホストOSからだけではなく、他のPCからゲストOSへアクセスしたい場合に必要な設定項目を挙げていきます。
他のPCがLANで接続されたネットワーク内にいる場合です。
ゲストOSで指定したIPアドレスへ、他の物理PCからPINGが通ることが目標です。
まずは、仮想マシンはブリッジ接続を選ぶこと。
ブリッジ接続、NAT、ホストオンリーと選択がありますが、これはブリッジ接続を選びます。
ブリッジ接続を選んだらとりあえずゲストOSを再起動しておきます。
ブリッジ接続を使うことで、物理ネットワーク内で通用するIPアドレスを取得します。
次に、ホストOSのネットワーク設定で、ローカルエリア接続2とか3とかにできている、
VMWare Virtual Ethernet Adapter VMnet1
VMWare Virtual Ethernet Adapter VMnet8
を、どちらも無効にします。右クリックして無効を押せばOKです。
net1はホストオンリーで使うもの、net8はNATで使うものですが、これらを有効にしたままだとブリッジ接続を選んでもPINGが通らないようです。
ブリッジ接続を選ぶと、仮想ネットワークは作られないしnet1もnet8も使わないで接続できるということですね。
次に、インターネットプロトコルバージョン4のプロパティ(IPアドレスの設定画面)で、IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイを設定します。
(例)
ゲストOSの中での設定
IPアドレス | 192.168.1.101 |
サブネットマスク | 255.255.0.0 |
デフォルトゲートウェイ | 192.168.13.1 |
ホストOSのローカルエリア接続(物理的な接続)
IPアドレス | 192.168.13.3 |
サブネットマスク | 255.255.0.0 |
デフォルトゲートウェイ | 192.168.13.1 |
他のPC
IPアドレス | 192.168.13.4 |
サブネットマスク | 255.255.0.0 |
デフォルトゲートウェイ | 192.168.13.1 |
物理PCとハブのネットワークは192.168.13.xxxのIPアドレスなのですが、ゲストOSは理由があって192.168.1.101にしたかったので、サブネットマスクは255.255.0.0にしてあります。
通常255.255.255.0になっているのを255.255.0.0に変えると、192.168.1.xxxと192.168.13.xxxなど3つ目の数字が違っていても両者の通信ができるようになります。
デフォルトゲートウェイは3台とも物理ネットワークと同じ192.168.13.1としました。
ゲストOSと他のPCの設定はもちろんですが、物理的に仲介役になっているホストOSの設定も接続可能な設定にしないとつながらないと思います。
ちなみに、インターネットに接続したいPCには、優先DNSサーバーもデフォルトゲートウェイと同じIPアドレスを入れます。
これで、3つのOS間ですべてPINGが通るようになります。
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