Windows11に対応しているかどうか確認
正常性チェックをインストールしなくても管理系の画面から確認できますし、Windows10が動いていない環境でもUSBメモリから起動したUbuntuとかでもコマンドから確認できます。
主に知りたいのはCPU、SecureBoot、TPM2.0が条件を満たしているかどうかです。
CPUは型式からわかりますね。残り2つは以下で説明。
Windows10の場合
1.Secure Bootの確認方法
Win + R →
msinfo32
と入力(「システム情報」が開く)-
右ペインの「Secure Bootの状態」を見る
-
有効
→ Secure Boot が 有効 -
無効
→ Secure Boot が 無効 -
表示がない → レガシーモードまたは非対応
2.TPM 2.0の確認方法
Win + R →
tpm.msc
と入力-
「TPMの管理」ウィンドウが開く
ここで確認できること:
-
「TPM が見つかりました」→ TPM が存在
-
「仕様バージョン:2.0」→ Windows 11 対応
Ubuntuの場合
1.Secure Bootの確認方法
コマンド
mokutil --sb-state
SecureBoot enabled
→ 有効→そのまま使えるSecureBoot disabled
→ 無効→BIOS設定で有効に変えるThis system doesn't support Secure Boot
→ 非対応→無理ls /dev/tpm*
/dev/tpm0
が表示されれば TPMデバイスあり。tpm_crb
や tpm_tis
といったドライバが dmesg
に出ていれば、TPMが認識されていますので、さらに、sudo apt install tpm2-tools
BIOS設定を変えると条件を満たす場合もある
CPUはレジストリ変更でチェックを無視できる
CPUチェックを無視するためのレジストリの変更(自己責任で)
Win+Rキー → regeditと入力(なければ新規作成でMoSetupを追加する。)
AllowUpgradesWithUnsupportedTPMOrCPU